JAPAN BLIND JUDO

 

 

第33回全日本視覚障害者柔道日本大会

行ってきました!

会場はそこまで大きくありませんが、
選手たちの試合はど迫力の一言。

本当に視覚に障害があるのか?

と思わせられる瞬間が多々あり、

本当に感動しました。

 

 

 

視覚障害者柔道とは?

 

 

視覚障害者が行う柔道。視覚障害者柔道と晴眼者柔道との大きな違いはお互い組んでから始まること。組み手争いがないため、組み合った状態からいかに相手を崩すかが勝負の分かれ目。また、技の数も晴眼者柔道より多くてダイナミック!4分間の試合はひとときも目が離せません!!

 

 

 

RULE ルール

 

 

試合は両者がお互いに組んでから主審が「はじめ」の宣告をします。

試合中両者が離れた時は主審が「まて」を宣告し、試合開始位置にもどります。

場外規程は基本的に適用しません。但し、故意に利用した場合には、障害の程度に関係なく適用されることがあります。

競技は障害の程度によって区分せず、体重別で行われ、試合規定は、国内大会も国際大会も全てIJF(国際柔道連盟)試合審判規定、IBSA(国際視覚障害者スポーツ協会)柔道試合規則及び大会申し合わせ事項によって行われます。

 

 

試合規定上の特色

 

 

  1. 試合開始線は、1メートル離す。
  2. お互いに組んでから試合を始める。
  3. 試合中に両手が離れた時は、試合を中断する。その後は試合開始の時と同じ手順で始める。
  4. 場外規定は、基本的には適用しない。ただし、故意に利用した時は指導の対象となる事がある。
  5. 試合者が場外に近づいた時は主審が「場外、場外」とコールする。
  6. 技が決まるか「指導」などの時は、主審がジェスチャーと共に「指導・白」などと分かりやすくコールする。
  7. 視覚・聴覚障害者の選手には、掌に文字を書きそれを本人の胸の方向に向ける (例:指導はS)。

 

 

 

 国際クラス分け

 

 

障害者の競技では、「公平性」が重要視されます。
視覚障害の場合はIBSAの規定により3つに区分されますが、
柔道の場合、試合は国際大会、国内大会どちらも分けることなく一緒に行っています。

 
     B1 視力0.0025より悪い。
     B2 視力0.0025から0.032までか、視野直径10度以内。
     B3 視力は0.04から0.1までか、視野直径40度以内。

 

 

 日本視覚障害者柔道連盟公式ページから引用
 http://judob.or.jp/

 

 

 

今回は、トレーニングのサポートをさせていただいている、
初瀬勇輔が出場するため、大会に帯同させていただきました。

 

 

 

 

初瀬選手は、私が契約しているパーソナルジムの運営会社のオーナーであり、

北京パラリンピックでは、日本代表選手として活躍された現役のパラアスリートです。

 

主な大会の戦績


全日本視覚障害者柔道大会 90㎏級 優勝(2005~2011年 7連覇)
全日本視覚障害者柔道大会 81㎏級 優勝(2012~2013年 2連覇)
フェスピッククアラルンプール大会・柔道 90㎏級 優勝(2006年)
IBSA柔道世界選手権大会ブラジル大会(団体) 3位入賞(2007年)
北京パラリンピック・柔道 90kg級 出場(2008年)
IBSA柔道世界選手権大会トルコ大会 90㎏級 7位入賞(2010年)
広州アジアパラ競技大会・柔道 90㎏級 優勝(2010年)
インチョンアジアパラ競技大会・柔道 81㎏級 3位入賞(2014年)
全日本視覚障害者柔道大会 81㎏級 準優勝(2014年)


 

 

お仕事でも各地でひっぱりだこ。
多忙なスケジュールをこなしながら
最前線で活躍する、素晴らしい選手です。

 

今回は、悔しい結果に終わりましたが、
2階級下げての戦い、大幅な減量に挑戦したことで
さらに自信がつき、大きな手応えを感じたようです。

今後の大きなチカラになることは間違いなし。

 

次回の大会が非常に楽しみです☆